今日は早起きをした。
会社で仕事をする為だ。
まだ暗い6時に外に出る。
冬の朝独特のキンとした冷気が顔を刺す。
暗闇に白い息が映る。
呼吸をすると冷たい空気が体内に入り込んでくるのがわかる。
冬の朝の匂い。そして体に感じる冷気。
その瞬間、久しぶりにスキー部の朝を思い出した。
冬のスキー部は大会、合宿に明け暮れる。
当然宿舎に連泊するのだが、朝には必ずコントレというのを行う。
コンディション・トレーニング略してコントレだ。
だいたい朝6時に宿舎の玄関前に集合、外で準備体操、柔軟、ランニングがお決まりのメニューだ。
これもお決まりなのだが、合宿というのは連日ガンガンに飲んで夜更かしをしているものだから、朝は相当きつい。
後輩は先輩を起こすのも仕事のひとつだ。
5時50分頃に先輩の部屋のふすまを開ける。
つ〜ん と酒とつまみとたばこの合体臭が鼻を刺す。
充満したその匂いの中、めちゃくちゃな布団と更にずれた位置に
先輩は倒れている。
大抵1回では起きない。
あろうことか逆ギレしてくるお人もいる。
そんなお人は要注意人物としてマークされる。
粘り強く起こして時間に間に合うように玄関前へ。
当然、スキー場近くの宿舎の上にまだ暗い早朝、スキーウェアを着込み、帽子、手袋の完全装備で臨む。
酒が残る体に鞭打って、動く。
そして走る。
ランニングコースは上りか下りが多い。
標高の高さも手伝って空気が薄くつらい。
冷たい空気が容赦なく体内に入り込み全身へ行き渡る。
今思えばコンディションを整えるのが目的なのに、
明らかに悪化させてるんじゃないかと思うほど調子が悪くなる。
この約30分の早朝のお勤めを終え、暗い中また宿舎へ帰り、朝食まで就寝するのである。
こんな日々が連日続く。
今朝、空気と匂いであの懐かしい日々が蘇った。
もうあの日々と時間は戻ってこないけど、
良くも悪くもすばらしき日々だったことは間違いない。
やろうと思っても体力的にもうできんけどね